ソーシャルゲーム大手のグリーは2013年1月18日、未成年の利用者に設定している月間利用上限を超過してゲーム利用料金を課金してしまうシステム障害が見つかったことを発表した。グリーは1月7日にも733人、約2800万円分の超過課金を発表している(関連記事)。それ以降の調査で、新たに5544人、約4900万円分の超過課金が明らかになったという。

 グリーは、該当する未成年の利用者に対して、個別に通知メールなどで連絡を取り、超過分の返金を進める。「今回の問題に関する調査を引き続き実施し、障害の全容を明らかにする」としており、今後影響がさらに広がる可能性もある。

 新たに判明した課金超過は3パターンで、「上限設定以前から月額課金コースに加入していた利用者がコースを継続した場合」「電子マネーの楽天Edy決済を利用している場合」「他社決済システムとの接続で不具合が発生した場合」。

 それぞれ、システム設計ミスがあり、利用上限を超過して課金してしまうことが判明したという。特に他社決済システムと接続する時の不具合は、2012年4月以降、発表当日の2013年1月18日まで継続して発生していた。

[グリーの発表資料]