NHN Japanが運営する無料通話・メールアプリの「LINE(ライン)」の全世界登録ユーザー数が、2013年1月18日午後2時40分頃に1億人を突破した。2011年6月のサービス開始から約19カ月で大台に乗せた。
同社は東京都渋谷区の本社オフィス内で社員向けのカウントダウンイベントを開いた。会場に映し出されたユーザー数が9999万人台から1億人に変わった瞬間(写真1)、社員たちは一斉にクラッカーを鳴らし、喜びを分かち合った。
その後、女優の石原さとみさんが寄せたビデオメッセージが放映された(写真2)。石原さんは「1億ユーザー突破おめでとうございます。私の公式LINEアカウントの友達はなんと125万人を超えました。今後のさらなる成長を私も応援しています」と話した。
続いて森川亮代表取締役社長がスピーチ(写真3)。「一昨年の震災が過ぎてから、僕たちが日本から立ち上げたLINEが、日本だけではなく、アジア、中東、南米など全世界の皆さんに大きな影響を与えた。今、インターネットの歴史に残るような目ざましい成長をしている。1億人達成はここにいる現場の皆さんの努力の賜物だと思う」と話し、社員をねぎらった。
一方で森川社長は「これは通過点にすぎない。グローバルサービスに挑戦する切符を手に入れたという状況で、これからますます競争が厳しくなる。速いスピードで質の高いサービスを出していくことが重要だ」と社員を引き締めた。そのうえで「これまでLINEはアジアなどで普及してきたが、今年は北米や欧州でも攻撃的に挑戦をしていきたい」と方針を語った。