写真●楽々Document Plus Ver.3.0の画面(ファイルサーバー共有機能)
写真●楽々Document Plus Ver.3.0の画面(ファイルサーバー共有機能)
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 住友電工情報システムは2013年1月18日、文書管理サーバーソフトの新版「楽々Document Plus Ver.3.0」(写真)を発表した。新版では、ファイルサーバーとの連携機能を追加した。外部のファイルサーバーの公開フォルダーを楽々Document Plusのフォルダーツリーに組み込み、楽々Document Plusの画面上でこれを閲覧・検索できるようにした。1月21日に販売開始する。価格(税別)は、250万円から。

 楽々Document Plusは、企業が管理する各種のファイルを、「フォルダー」と「文書(ドキュメント)」の階層構造で管理する文書管理サーバーである。複数のファイルを一つの「文書」に添付して「フォルダー」に保管するという形をとる。「文書」に対して、日付や作成者といった任意の項目を属性として付与できる。ユーザーごとに文書のアクセス権限を設定できるほか、文書の登録時には、あらかじめ指定した関係者間で承認ワークフローを実施できる。

 新版では、ネットワーク上のファイルサーバー(CIFS)で公開/共有しているフォルダーに対しても、楽々Document Plusの画面から閲覧・検索できるようにした。ファイルサーバー上で作成/共有されているファイルを閲覧・検索しながら、必要なファイルについては同一画面上で楽々Document Plusに登録して、属性の追加やアクセス権の制御をしてしっかりと管理する、という使い方ができる。これにより、ファイルサーバーに埋もれている重要な情報を見つけ出して管理することが可能になる。

 新版ではまた、多言語化も図った。システムが出力するメッセージやタイトル、ボタンの表示を、日本語と英語のいずれかに切り替えられるようにした。ユーザー情報やフォルダー情報などの別途登録する情報についても、日本語と英語それぞれの表示名を個別に登録できる。近日中に中国語も使えるようにする予定である。

 楽々Document Plusのソフトウエアは、Javaアプリケーションとして動作し、Webブラウザーから利用する。稼働環境は、OSがWindows Server、JavaアプリケーションサーバーはTomcat。データベース管理システム(RDBMS)として、SQL Server、PostgreSQL、Oracle Databaseのいずれかが必要。