写真1●デスクエッジモデルの利用シーン
写真1●デスクエッジモデルの利用シーン
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写真2●短焦点モデルの外観
写真2●短焦点モデルの外観
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 リコーは2013年1月17日、プロジェクター装置のラインアップを拡充し、新たに「デスクエッジモデル」(4機種、写真1)と「短焦点モデル」(2機種、写真2)の6機種を発表した。いずれも、短距離でも大画面に投影できる短焦点タイプで、標準焦点タイプの既存モデル群と比べて、投影面までの距離を大きく取れないケースに適する。1月25日に販売/出荷する。

 新モデルは画角が広い短焦点タイプのプロジェクターである。「デスクエッジモデル」はホワイトボードの手前に置いたテーブルの端に置くことを想定したモデルである。短焦点で、なおかつ1.5倍の光学ズーム機能を持つ。機種にもよるが、投影面との距離が158cmあれば80インチの画面を投影できる。一方、「短焦点モデル」は、デスクエッジモデルよりもさらに短焦点の単焦点レンズを持つ。機種にもよるが、投影面との距離が83cmあれば80インチの画面を投影できる。

 従来、リコーのプロジェクターは、標準焦点モデル(投影距離1mで画面サイズが30インチ程度)をメインにラインアップしており、「スタンダードモデル」(4機種)、「ハイエンドモデル」(2機種)、「モバイルモデル」(8機種)、「エントリーモデル」(2機種)---があった。2011年から2012年にかけて「超短焦点モデル」(2機種、投影距離11.7~24.9cmで画面サイズが48~80インチ)を追加したが、標準焦点と超短焦点の間を埋める短焦点モデルがなかった。今回の新モデルは、これを補完するものである。

 新モデル6機種の概要と市場想定価格(税別)は、以下の通り。デスクエッジモデルの場合、最下位機種「RICOH PJ X3340」(1024×768ドット、ネットワーク機能なし)が12万5000円前後。最上位機種「同WX3340N」(1280×800ドット、ネットワーク機能あり)が18万5000円前後。短焦点モデルの場合、下位「X4240N」(1024×768ドット、ネットワーク機能あり)が15万円前後。上位機種「WX4240N」(1280×800ドット、ネットワーク機能あり)が16万5000円前後。