日本ヒューレット・パッカードは2013年1月17日、ビッグデータ(大量データの業務活用)分野向けSIサービス「HPビッグデータテクノロジーコンサルティングサービス」(関連記事)のメニューを刷新し、第一弾として、初期検討を支援するサービス「ビッグデータ戦略ワークショップ」を開始した。同サービスの参考価格(税込み)は105万円。これ以外のサービスは、今後順次提供する。

 HPビッグデータテクノロジーコンサルティングサービスは、多種多様で膨大なデータを収集・分析して業務に役立てるためのシステム開発全般を支援する。サービスの提供開始は2012年2月で、初期検討/コンサルティングから構築/運用まで、個々のフェーズごとに全4メニューで構成していた。今回、同サービスビッグデータの適用領域が拡大している背景から、より細かく具体的なメニューへと拡大した(全7メニュー)。

 刷新メニューの第一弾として、最も初期段階に位置する「ビッグデータ戦略ワークショップ」の提供を開始した(残りの六つは今後順次提供する)。ワークショップでは、日本HPとユーザー(現場、IT担当者、経営企画部門など)が半日かけて、「何ができるのか」「どんな分野に利用できるのか」「何をすればよいのか」などの課題を議論する。アウトプットとして、構想を策定し、ロードマップを共有する。

全7メニューで構成、構築サービスはサブメニューも用意

 刷新した全7メニューの構成は、以下の通り。「ビッグデータ戦略ワークショップ」、「ビッグデータ検証サービス」、「ビッグデータプロトタイプデモサービス」、「ビッグデータアーキテクチャーサービス」、「ビッグデータプラットフォーム構築サービス」、「ビッグデータマネージメントサービス」、「ビッグデータ分析コンサルティングサービス」---である。

 インフラ基盤や分析システムを実際に構築するサービスについては、システム内容に応じて、さらにいくつかのサブメニューに分かれる。

 インフラ基盤構築の「ビッグデータプラットフォーム構築サービス」は、「ビッグデータオープンソースシステム構築サービス」、「バッチ処理高速化コンサルティングサービス」、「データベース/データウェアハウス構築サービス」の三つで構成する。

 分析システム構築の「ビッグデータ分析コンサルティングサービス」は、「ソーシャル分析システム構築サービス」、「マーケティングダッシュボード構築サービス」、「非構造化データベース構築サービス」、「Webデザイン最適化コンサルティングサービス」、「Hadoopデータ分析コンサルティングサービス」---などで構成する。