英Ariesoが現地時間2013年1月14日にまとめた調査結果によると、タブレット端末市場が急速に拡大する中、スマートフォンユーザーの方がタブレット端末ユーザーより多くのデータをやりとりしているという。

 モバイル端末別でデータ使用量を比べたところ、上位10製品のうち6製品をスマートフォンが占めた。タブレット端末は4位、8位、9位の3製品、大型スマートフォンは1製品だった。

 調査した125種類のモバイル端末の中で最もデータ消費が多いのは「iPhone 5」ユーザーで、「iPhone 4S」ユーザーより50%多く、「iPhone 3G」ユーザーと比べ4倍のデータを消費している。

 タブレット端末に限ってみると、「Galaxy Tab 2 10.1」ユーザーのデータ消費が最も多く、次いで「iPad」ユーザーだった。

 一方、写真やビデオといったコンテンツのアップロード量が最も多いのは「Samsung Galaxy S III」で、iPhone 3Gの4倍多くデータを生成している。2位に「Samsung Galaxy Note II」、3位にiPhone 5と続いた。

 また、昨年はモバイル端末利用者の上位1%にあたるヘビーユーザーがトラフィック全体の半分をやりとりしていたが、今年は上位1%のヘビーユーザーが占める割合は40%となった。Ariesoは、LTE高速通信ネットワークが順次稼働していることが影響を与え始めていると指摘している。

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