画面●Facebookが公開したGraph Searchのイメージ
画面●Facebookが公開したGraph Searchのイメージ
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 米Facebookは現地時間2013年1月15日、検索エンジン「Graph Search(グラフ検索)」のベータ版を発表した(画面)。Facebookの10億人以上のユーザー、2400億点以上の写真、1兆以上のつながりを有効活用し、Facebook内で公開あるいは共有されている関連性の高い人物、写真、場所、興味を検索する手段を提供する。

 Graph Searchは各ページの上部に大きい検索バーのようなかたちで表示される。検索を実行して検索結果を得られるほか、検索結果ページにタイトルを付けて保存することができる。

 Web検索とは異なり、検索キーワードではなく「people from my hometown who like hiking(同郷者でハイキングが好きな人)」「photos of my friends before 1999(1999年より前に撮られた友達の写真)」「tourist attractions in Italy visited by my friends(友達が訪れたことのあるイタリアの観光名所)」「movies liked by people who like movies I like(映画の好みが似ている人が気に入っている映画)」といったような文章で検索できる。また、プライバシーを考慮し、コンテンツの公開範囲に含まれているユーザーに対してのみ、そのコンテンツを検索結果で提示する。

 Graph Searchはまだ初期段階であるため、米国の限られたユーザーを対象に英語版でのみベータ提供する。ウェイティングリストへの登録は専用ページで行える。

 また米Microsoftは、同社の検索エンジン「Bing」とFacebookとの連携について明らかにした。Graph Searchの対象ではないが、ユーザーにとって関連性の高いWeb検索結果をBingを通じて提供する。Facebookで検索を実行した場合、「Like(いいね)」が付けられたりFacebookで共有されたりしている外部サイトのコンテンツを検索結果ページの左側に表示する。右側には、Facebookの企業およびブランド向けページやFacebook用アプリケーションから関連のある情報を表示する。

[発表資料(Facebookのプレスリリース)]
[発表資料(Microsoftの公式ブログ)]