ネオジャパンは2013年1月11日、同社の「desknet'sファミリー」製品向けのオプションとして、自社ブランドのメールホスティングサービス「desknet's on Cloud メールサービス」を開始した。他社のメールサービスを組み合わせる場合と比べて、数十人規模の利用時に費用が安くなるとしている。

 同社製品(グループウエアのdesknet's NEOやWebメールのDenbunなど)のオプションとして、ユーザー企業のメールサーバーをホスティング提供する。想定する使い方は、desknet'sやDenbunをWebメールソフトとして利用し、これらからホスティング先のメールサーバーにPOP/SMTPでアクセスする、というもの。desknet'sからは任意のメールサーバーを利用できるが、desknet'sブランドで自社提供するのは、今回が初めて。

 ベースとして利用するのは、NTTPCコミュニケーションズが提供している「WebARENAメールホスティング」である。同サービスのインフラと管理画面をそのまま利用し、これをネオジャパンが別ライセンスで販売する。ただし、ユーザー人数ベースのライセンスを新たに採用するなど、WebARENAメールホスティングと比べるとライセンスの仕組みが大きく異なる。計算上、小規模(25人~40人程度)で使う場合は、desknet's on Cloud メールサービスの方が費用が安くなる。

 desknet's on Cloud メールサービスの詳細は、以下の通り。1ユーザー当たり月額210円(税込み、以下同)で、最小契約数は25ユーザー(月額5250円)。1ドメイン当たり最大300ユーザーまで利用できる。最低契約期間は12カ月。ストレージは、1ユーザー当たり1Gバイト分が無料で付属(60ユーザー以下では60Gバイトで固定)。支払い方法は、クレジットカードだけでなく、標準で請求書や口座振替も利用できる。

 これに対して、WebARENAメールホスティングは、最大ユーザー数である200ユーザー未満であれば、ユーザー数に関係なくクレジットカード払いで月額7980円固定である(新サービスの38ユーザー時と同額)。請求書や口座振替を使う場合は月額840円が余計にかかる(新サービスの4ユーザー分と同額)。最低契約期間は3カ月。ストレージは標準で60Gバイトが付属し、容量拡張は10Gバイト当たり月額1260円。