特許関連の情報サービスを手がける米IFI CLAIMS Patent Servicesは現地時間2013年1月10日、米特許商標局(USPTO)が発行した特許件数のランキングを発表した。それによると、2012年の発行件数は過去最多の25万3155件で、前年の22万4505件と比べ約13%増加した。米IBMが20年連続で首位の座を維持した。

 IBMが2012年に取得した米国特許は6478件で、前年の6180件を約5%上回った。2位の韓国Samsung Electronicsは同4%増の5081件、3位のキヤノンは同12%増の3174件、4位のソニーは同33%増の3032件を取得した。以下、パナソニック(2769件)、米Microsoft(2613件)、東芝(2447件)、台湾Hon Hai Precision Industry(2013件)と続く。

 9位の米General Electric(1652件)は2002年以来、また10位の韓国LG Electronics(1624件)は2010年以来のトップ10圏内返り咲きとなる。上位10社のうち米国企業3社を除いてすべてアジア企業が占めた。

 米Googleは前年比170%増となる1151件の特許を取得し、昨年の65位から21位にジャンプアップして初めてトップ50ランキングに入った。米Appleの取得件数は同68%増の1136件で、39位から22位に順位を上げた。

 トップ50ランキングのうち、41社が前年と比べ取得件数が増加し、32社は増加率が2ケタ以上だった。50社中、アジア企業は26社、米国企業は17社だった。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]
[発表資料(3)]