地図ナビゲーションサービスや乗換案内サービスを開発・提供するゼンリンデータコムは2013年1月10日、中国に合弁会社「北京掌行通信技術有限公司」を設立し、中国当局から正式な営業許可を取得したと発表した。

 新会社への出資比率は、中国の北京掌城科技有限公司が45%、ゼンリンデータコムが35%、中国の北京怡和嘉科技発展有限公司が20%。ゼンリンデータコムと北京掌城科技有限公司は2011年4月に協業し、北京市内を対象とした歩行者ナビゲーション・乗り換え案内サービスを2012年4月から提供している。当初はAndroid版のみだったが、2012年10月にはiOS版をリリースした。

 今後は、同合弁会社を拠点として、モバイルナビゲーションサービスの機能強化と、中国全土の主要都市へのサービス展開を目指すとしている。