写真1●ASUSが2013年1月12日に発売するスーパーフォン「PadFone 2」
写真1●ASUSが2013年1月12日に発売するスーパーフォン「PadFone 2」
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 台湾ASUSTeK Computerは、タブレットとスマートフォンを一体化したAndroid搭載端末「PadFone(パッドフォン) 2」(写真1)を2013年1月12日に国内で発売すると発表した。

 4.7型ワイド液晶タッチディスプレーの「本体」と、10.1型ワイド液晶タッチディスプレーを搭載した「ステーション」に分離して使えるのが最大の特徴である。ASUSはこの形状を「スーパーフォン」と称している。希望小売価格は7万9800円(税込み)。

 PadFone 2の本体(写真2)はスマートフォンとして機能し、通話やAndroidアプリケーションなどを利用できる。動画やゲーム、ビジネスなどで大画面を使いたい場合は、タブレット状のステーション(写真3)とドッキングさせることができる。

写真2●PadFone 2の本体部。プロセッサーやメモリーなどを搭載し、スマートフォンとして機能する
写真2●PadFone 2の本体部。プロセッサーやメモリーなどを搭載し、スマートフォンとして機能する
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写真3●PadFone 2のステーション部。10.1型ワイド画面を備え、タブレット端末として利用できる
写真3●PadFone 2のステーション部。10.1型ワイド画面を備え、タブレット端末として利用できる
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 通信回線は無線LANと3G通信に対応。3GはSIMフリー方式で、日本通信やNTTドコモなどが提供するW-CDMA(900MHz帯か2.1GHz帯)のSIMフリーカードを別途入手する必要がある。

 OSはAndroid4.1.1。本体側にプロセッサーQualcomm Snapdragon S4 Pro APQ8064(1.5GHz、クアッドコアCPU)と、メモリー64Gバイトを内蔵する。重さは本体が約135グラム、ステーションが約514グラム。バッテリーは本体とステーションの両方に備えており、本体のみの連続通話時間は最大約16時間、ドッキングした場合のインターネット利用時間は最大約7時間。

 ASUSは「PadFone」のコンセプトを2011年5月の展示会「COMPUTEX TAIPEI 2011」で披露(関連記事)。翌2012年4月に台湾で発売し、「COMPUTEX TAIPEI 2012」でも展示した(関連記事)。新製品の「PadFone 2」はその後継機に当たり、台湾などでは2012年10月に発売済み。軽量化やカメラ機能の強化が図られている。