写真●Googleがテキサス州で稼働させる風力発電システム
写真●Googleがテキサス州で稼働させる風力発電システム
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 米Googleは現地時間2013年1月9日、テキサス州の再生可能エネルギープロジェクト「Spinning Spur Wind Project」に約2億ドルを株式投資したと正式発表した。出資の手続きは2012年12月に実施している。

 テキサス州オールダム郡に位置するSpinning Spur風力発電所は、フランスEDF傘下の再生可能エネルギー発電事業会社EDF Energies Nouvellesの米国子会社であるEDF Renewable Energyが建設を手がけた。2012年2月に着工し、12月末に商業稼働を開始した。

 ドイツSiemens製の2.3メガワット(MW)タービン70基で構成され、発電容量は161MWで平均的米国家庭の6万世帯以上の電力需要に相当する(写真)。同発電所が産出する電力は、テキサス州とニューメキシコ州を中心に電気事業を手がける米SPSに供給される。またEDF Renewable Energyは引き続きプロジェクトの運営および管理に関わる。

 Googleが2010年以来投資する再生可能エネルギープロジェクトはこれが11件目となり、全プロジェクトを合わせた総発電量は2ギガワット(GW)にのぼるという。

[発表資料(Googleの公式ブログ)]
[発表資料(EDF Renewable Energyのプレスリリース)]