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 ネット家電の企画・開発を手掛けるCerevoは、デザイン性の高いスマート電源タップ「OTTO」の開発を発表した(プレスリリース製品ページ)。スマートフォンから照明器具の調光を行ったり、機器の電源をオン・オフしたりできるもの。「2013 International CES」に試作機を展示する。

 AC100Vの電源ポートを8ポート備える。このうち2ポートは、調光可能な照明器具に接続することで、スマートフォンの「iPhone」や「Android」のアプリケーション・ソフトウエア(以下、アプリ)から調光を行える。残りの6ポートは、iPhone/Androidのアプリから通電のオン・オフを切り替えられる。8個のポートはすべて独立して操作できる。操作はインターネットを経由して行うため、外出先から機器の調光やオン・オフが可能。スマートフォンのアプリを起動してワン・タップするだけで、帰宅前に部屋の照明を付けたり、消し忘れたリビング・ルームの照明をベッド・ルームから消したりできる。

 曲面から構成された本体の内部にACアダプタを隠すことができる。MacBook ProのACアダプタ4個とiPhone/iPadのACアダプタ4個をすべて収納できる構造になっている。上部にはくぼみがあり、充電を行うスマートフォンなどをここに置くことができる。プロダクト・デザインは、英国の著名な工業デザイナであるRoss Lovegrove氏の1stアシスタントを務めた後に独立した柳澤郷司氏が担当した。

 内蔵する無線LAN機能はIEEE 802.11b/gに対応。定格容量は15A/125Vで合計1500Wまで。外形寸法は248mm×109mm×411mmで重さは未定。

 近日中にクラウド・ファンディング・サイト「Cerevo DASH」で開発資金の支援を募る計画。予定通り購入希望者が集まれば、2013年夏(8~9月)の発売を予定している。価格は未定だが、1万6000円前後を目標にしているという。