沖電気工業(OKI)とヤマトシステム開発は2013年1月8日、パソコンやプリンター、スマートフォン/タブレット端末などIT機器の調達から廃棄までのライフサイクルマネジメント(LCM)サービスの提供で協業すると発表した。

 多種・多数のIT機器を保有することで管理コストの増大に悩まされている大企業や、多拠点に店舗展開する企業などを主要な顧客として想定している。2016年度までに2社合わせて累計約120億円の売上高を目標とする。

 OKIはIT機器を情報システム上で一元管理する仕組みで実績を持つ。一方でヤマトは独自の物流網を生かし、機器の配送・設置や廃棄時の回収、予備機保管場所の提供などのサービスで強みを持つ。OKIのIT機器管理サービス「EXaaS(エクサース)」と、ヤマトの「PCライフサイクルサービス」を組み合わせることで、調達から廃棄に至るまでの管理を一貫して支援する。

 料金は個別見積もりだが、管理対象となる機器の台数・期間に応じた料金体系を予定している。最も基本的なサービスメニューを適用する場合で、パソコン1台につき月額600円程度の価格になる。

 企業が保有するIT機器だけではなく、「BYOD(私物デバイス活用)」を認めて社員がパソコンやモバイル端末を持ち込む場合に、同一のシステム上で一元管理できる仕組みも用意。機器を保有しない場合の管理にも活用できるようにする。

[OKIとヤマトの発表資料]