写真●Message Server/RazorGate 8シリーズの外観
写真●Message Server/RazorGate 8シリーズの外観
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 ミラポイントジャパンは2013年1月9日、ハードウエアを刷新した新版のメールサーバー専用機「8シリーズ」(写真)を発表、同日販売を開始した。社内メールサーバー用の「Message Server 8シリーズ」(7モデル)と、社外からのメールの入り口となる「RazorGate 8シリーズ」(5モデル)である。出荷は1月下旬からを予定。開発会社は米ミラポイント(Mirapoint)。

 メールサーバーの運用に必要なソフトウエア一式をラックマウント型PCサーバー機にインストールした専用機(アプライアンス)である。Message Serverは社内メールサーバーに向いており、メール中継機能(SMTP)とメール格納機能(ストレージとIMAP/POP3、Webメール)を併せ持つ。一方、RazorGateはメールの入り口/窓口となるメール中継用途のモデルである。

 8シリーズでは、従来の7シリーズ(2010年4月出荷)と比べて、ハードウエアを刷新した。CPUコア数、メモリー容量、ストレージ容量のすべてを強化した。例えば、Message Serverの内蔵ストレージ容量は、従来のハイエンドモデル(M7700)が2.3Tバイトだったのに対して、新モデル(M8800)では7Tバイトに増えている。

 モデル数も拡充し、選択肢を広げた。Message Serverでは、外部SANストレージを接続して使うハイエンドモデルを2モデル構成とした(従来は1モデル構成だった)。RazorGateも、エントリー寄りのモデルを1モデル増やして、全5モデル構成とした。

 参考価格(税別)は、Message Server 8シリーズが437万5000円から、RazorGate 8シリーズが175万円から。別途、ソフトウエアライセンスと保守費用が必要。