日経コンピュータは2013年2月5日、「第15回 パートナー満足度調査」の結果を発表した。この調査はハード/ソフトメーカーなどに対する満足度を、メーカーのパートナー企業が評価したものだ。
今回は「PCサーバー」や「ストレージ」、「サーバー仮想化ソフト」や「グループウエア」など16部門の製品・サービスごとに、パートナー企業による満足度ランキングを作成した。
今回の調査で1位を獲得した企業は、以下の通り。12ある評価項目ごとの満足度(スコア)や2位以下の企業については、日経コンピュータ(2013年2月7日号)を参照いただきたい。
部門 | 1位を獲得した企業 |
---|---|
PCサーバー | 富士通 |
エンタープライズサーバー | 富士通 |
ストレージ | 日立製作所 |
法人向けPC | 富士通 |
シンクライアントシステム | 日立製作所 |
ネットワーク機器 | 富士通 |
ネットワークサービス | ソフトバンクテレコム |
TV会議/ビジュアルコミュニケーションシステム | ポリコムジャパン |
サーバー仮想化ソフト | ヴイエムウェア |
Webアプリケーションサーバー | 日立製作所 |
データベースソフト | 富士通 |
運用管理ソフト | 日立製作所 |
ERPパッケージ | オービックビジネスコンサルタント |
情報分析・意思決定支援ソフト | ウイングアーク |
グループウエア | ネオジャパン |
セキュリティ製品 | トレンドマイクロ |
前回調査と比較可能な15部門で見ると、7部門でパートナー満足度のトップ企業が入れ替わった。最も躍進したのが富士通だ。「PCサーバー」「エンタープライズサーバー」「法人向けPC」「ネットワーク機器」「データベースソフト」の5部門で1位の座を得た。
1位が入れ替わった他の部門は、ポリコムジャパンが初栄冠を獲得した「TV会議/ビジュアルコミュニケーションシステム」部門、ソフトバンクテレコムが2年ぶりに首位に返り咲いた「ネットワークサービス」部門だ。今回新設した「サーバー仮想化ソフト」部門では、ヴイエムウェアが首位を獲得した。
前回8部門を制した日立製作所は、今回は4冠にとどまった。とはいえ、同社が強みを持っている「ストレージ」や「シンクライアントシステム」、「Webアプリケーションサーバー」、「運用管理ソフト」で首位を守った。シンクライアントシステムは2連覇、それ以外の3部門は6連覇である。
残りの4部門は常連組だ。「セキュリティ製品」部門では、トレンドマイクロが9連覇を達成。「情報分析・意思決定支援ソフト」部門のウイングアークは4年連続で1位。「ERPパッケージ」部門のオービックビジネスコンサルタント(OBC)と、「グループウエア」部門のネオジャパンは、それぞれ3連覇を果たした。
第15回パートナー満足度調査は、日経コンピュータが企画・実施した。企画・分析では、日経BPイノベーションICT研究所の協力を得た。調査・集計は日経BPコンサルティングが担当した。調査は予備調査と本調査の2段階で実施。本調査は2012年11月28日から12月17日まで実施し、694件の有効票を得た。