米Appleは現地時間2013年1月7日、同社のモバイルOS「iOS」向けアプリケーションの配信/販売サービス「App Store」における累計ダウンロード数が、400億件を突破したと発表した。このうち200億件近くが2012年にダウンロードされており、同年12月は過去最高の20億件超となった。

 App Storeが正式サービスを開始したのは2008年7月。サービス開始から1年後のダウンロード件数は15億件程度だったが、その後急速に利用が増え、2011年1月には100億件を超えた。さらにサービス開始から3年8カ月後の2012年3月には、250億件を突破。同年9月に350億件に達していた(関連記事)。

 Appleによると、現在App Storeに登録されているアプリケーションの数は77万5000本で、このうちiPad専用アプリケーションは約30万本。App Storeのアクティブアカウントは5億に達しており、同社がこれまで開発者に支払った金額は総額70億ドルを超えた。

 なお、米Googleが2012年9月に明らかにしていた「Google Play」の累計ダウンロード件数は250億件、登録アプリケーションの数は67万5000本。アプリケーションの市場調査を手がけるオランダDistimoが先頃公表したデータによると、2012年8~11月の期間におけるアプリケーションの1日平均売上高はApp Storeが1500万ドルで、Google Playは350万ドル。Google Playの売り上げ規模はAppleの4分の1程度だが、同期間の売り上げ伸び率はApp Storeが21%と鈍化傾向にある一方、Google Playは43%と勢いが増しているという(関連記事)。

[Appleの発表資料]
[Google公式ブログへの投稿記事]