写真●Symantec Endpoint Protection Small Business Edition 2013のWeb管理画面の一部
写真●Symantec Endpoint Protection Small Business Edition 2013のWeb管理画面の一部
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 シマンテックは2013年1月7日、中小企業向けウイルス対策ソフトの新版「Symantec Endpoint Protection Small Business Edition 2013」(写真)を発表、同日提供を開始した。同社として初めて管理サーバーをクラウドで提供する。参考価格(税別)は、単価が最も高くなる1~24人の場合で、1ユーザー当たり年額5500円。開発会社は米シマンテック(Symantec)。

 Symantec Endpoint Protectionはエンドポイント(クライアントPCやサーバー機)の上で直接動作し、これらエンドポイントをウイルス感染や不正アクセスから守るセキュリティソフト。企業向けの製品であり、管理サーバーソフトから個々のエンドポイント(クライアントソフト)を集中管理する。管理サーバー画面では、パターンファイルの更新情報の把握やセキュリティポリシーの設定、各種レポートの生成、などができる。

 新版では、これまでオンプレミス型で提供してきた管理サーバーソフトを、同社として初めてクラウド(SaaS)で提供する。これにより、ユーザー企業は自社で管理サーバーを設置して運営する必要がなくなった。管理画面はWebブラウザーから利用可能。クライアントソフトの配布手段はWebダウンロードで、このためのURLをエンドユーザーにメールで通知する機能を提供する。

 クライアントソフトの稼働OSは、クライアントPCがWindows XP(32ビット)、Windows Vista/7/8(32ビット、64ビット)、サーバーOSがWindows Server 2003 R2/2008 R2(32ビット、64ビット)、Windows Small Business Server 2003(32ビット)、Windows Small Business Server 2008/2011(64ビット)、Windows Essential Business Server 2008(64ビット)。