写真1●Factory-ONE電脳工場FSのアプリケーション画面
写真1●Factory-ONE電脳工場FSのアプリケーション画面
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写真2●Factory-ONE電脳工場FSの機能選択画面
写真2●Factory-ONE電脳工場FSの機能選択画面
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 エクスは2013年1月7日、必要な機能だけを選んで購入できる製造業向け生産・販売管理ソフト「Factory-ONE電脳工場FS」(写真1)を発表、同日出荷した。標準的な機能をすべて含んだ既存のパッケージソフト「Factory-ONE電脳工場MF」の機能を細かく分割し、導入マニュアルとともに提供する。

 Factory-ONE電脳工場FSの特徴は、機能を細かく選んで導入できること。提供する生産・販売管理ソフトの機能群は、ベースとなっている汎用パッケージ(電脳工場MF)に準じる。パッケージである電脳工場MFのライセンス費用(税別、以下同)は360万円からだが、電脳工場FSでは要らない機能を導入しなくて済むので、ライセンス費用を削減できる。

 購入時には、Web画面上で必要な機能を選んで積み上げていく(写真2)。個々の機能の粒度と価格は、「受注明細入力」(2万円)、「製番日程照会」(1万円)、といった具合である。ソフトウエアには導入マニュアルが付属しているので、これを使って自力で導入すればライセンス費用だけで生産管理・販売管理を始められる。別途、導入支援サービスも受けられる。

 一方、パッケージである電脳工場MFの場合は、エクスのSE(システムエンジニア)による導入サービスが前提となる。さらに、電脳工場MFでは、標準機能に含まれない機能をユーザーの要望に応じてカスタマイズ開発できる(電脳工場FSの場合は、電脳工場MFの標準機能群から選ぶ形となり、新機能をカスタマイズ開発することはできない)。

 Factory-ONE電脳工場FSの稼働環境は、以下の通り。クライアント・サーバー型で動作する。サーバーソフトの稼働OSは、Windows Server 2003/2008。リレーショナルデータベース管理システムとして、Oracle Database 10g/11gが必要。クライアントソフトの稼働OSは、Windows XP/Vista/7。