写真●Nintex Workflow 2013のデザイナー画面(開発プレビュー版)
写真●Nintex Workflow 2013のデザイナー画面(開発プレビュー版)
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 リアルコムは2013年1月7日、Microsoft SharePointのアドオンで、ワークフロー業務をノンコーディングで開発できるようにするソフトの新版「Nintex Workflow 2013」(写真)を発表、同日英語版を出荷した(日本語版は準備が整い次第出荷)。新版では、SharePointの最新版(SharePoint 2013)で利用できるようにした。価格(税別)は、250万円から。開発会社は、オーストラリアのニンテックス(Nintex)。

 Nintex Workflowは、SharePointのワークフロー機能を拡張するアドオン。Webブラウザー上で使うGUIデザイナー画面を用意しており、ドラッグ&ドロップ操作によってワークフローを設計する。外部システム連携を含んだ100種類以上のワークフローアクションを組み合わせて設計する。SharePointの標準アクション(約7割)に加えて、独自のアクション(約3割)を提供する。独自アクションによって「複雑なワークフローを実装できる」(リアルコム)としている。

 新版では、SharePoint 2013で利用できるようにした。さらに、ユーザーが定義したワークフローをカプセル化して、1アクションとして再利用できるようにした。利用可能なアクションも、新規に22個追加した。新しいアクションは、Dynamics CRM 4.0連携アクション(作成/更新/削除/クエリー)、Word連携アクション(更新/読み取り/PDFに変換)、Exchange Server連携アクション(会議提案の入手)、など。

 なお、次期版では、オンプレミスのSharePoint環境に加えて、SaaS型の「SharePoint Online」(Office 365)で利用できるオンライン版「Nintex Workflow Online」を提供する予定。