米Googleが開発者向けサイトで発表した同社のモバイルOS「Android」の使用状況に関する調査結果によると、「Android 4.1」および「Android 4.2」(開発コード名「Jelly Bean」)がAndroid端末全体の1割を越えた(図)。
調査では、現地時間2013年1月3日までの2週間に「Google Play」に対して行われたアクセスを分析した。2012年7月にリリースされたAndroid 4.1のシェアは9.0%、同10月にリリースされたAndroid 4.2のシェアは1.2%で、合わせてJelly Beanのシェアは10.2%となった。最も使用されているバージョンは依然として「Android 2.3」(開発コード名「Gingerbread」)だが、シェア47.6%と半数を下回った。次いで使われているバージョンはシェア29.1%の「Android 4.0」(同「Ice Cream Sandwich」)だった。Android 4.0、4.1、4.2を含めたAndroid 4.Xは合計で約4割(39.3%)を占めている。
米メディアの報道(InformationWeek)によると、2012年12月の調査では、Jelly Beanのシェアは6.7%だった。「Nexus 4」「Nexus 7」「Nexus 10」といった機種のホリデーシーズンの販売が好調だったほか、「Samsung Galaxy S III」が12月に米国ネットワークにおけるOSアップデートを開始したこともJelly Beanの普及促進にひと役買った。またIce Cream Sandwichも12月の27.5%からシェアが拡大した。Gingerbreadの12月のシェアは50.8%だった。