米comScoreが現地時間2013年1月3日に公表した米国の携帯電話市場調査によると、韓国Samsung Electronicsと米Appleの端末利用者が増え続けており、2012年11月時点の米国携帯電話加入者数シェアで両社はそれぞれ1位と2位を維持した。

 2012年11月(同年9~11月の3カ月平均、以下同)におけるSamsung製端末の市場シェアは26.9%、AppleのiPhoneは18.5%で、両社のシェアは3カ月前からそれぞれ1.2ポイント、1.4ポイント増加した。これに対して3位以下は韓国LG Electronics(シェア17.5%)、米Motorola Mobility(同10.4%)、台湾HTC(同5.9%)の順で、いずれもシェアを減らした。

 Appleは2012年10月にLG Electronicsを追い抜き初めて2位に浮上したが、翌月もシェアを伸ばした。また、Samsungのシェアも10月時点の26.3%からさらに伸びた(関連記事:2012年10月の米携帯電話市場、iPhoneの加入者数シェアが2位に浮上)。

 2012年11月における13歳以上のスマートフォン所有者数は3カ月前から約6%増の1億2330万人で、携帯電話加入者全体(13歳以上)に占める割合は53%に達し、米国のスマートフォン普及率は伸び続けている。

 スマートフォンのOS別シェアを見ると、米Googleの「Android」が53.7%でトップを維持し、Appleの「iOS」が35%でこれに次いだ。Androidのシェアは3カ月前から1.1ポイント増、iOSは同0.7ポイント増と両OSは依然として拡大を続けている。

 これに対しシェアを減らしているのは、カナダResearch In Motion(RIM)の「BlackBerry OS」(シェア7.3%)、米Microsoftの「Windows Phone」(同3%)、フィンランドNokiaの「Symbian」(同0.5%)。ぞれぞれ3カ月前から、1ポイント、0.6ポイント、0.2ポイント減少した。

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