エフエム東京らが資本参加している九州・沖縄マルチメディア放送は、総務省九州総合通信局より、2012年12月26日付でV-Lowマルチメディア放送に係る実験試験局の本免許の交付を受けた。

 FM東京らは、2009年4月から2011年3月に「福岡ユビキタス特区マルチメディア放送実験」の実験を展開してきた。今回は、こうした実験の成果を踏まえ、「実用化のための最終検証の場」と位置づける。

 V-Low マルチメディア放送の福岡実証実験には、自治体・公共機関や全国及び地元の各種メーカー、九州・沖縄地区のFMラジオ局・新聞社・広告代理店などが参加する。「迅速で安価に安全安心情報の配信が可能となるサービスとして地元自治体が大きな関心を持つほか、地場産業の育成、地域振興に貢献する新たなビジネスモデルの創出に向け地元企業の期待も高まっている」という。

 無線設備の設置場所は、福岡タワー(500W)と、九州自動車道基山パーキングエリア下り線(中継局、0.2W)である。

[発表資料(PDFファイル)へ]