英Kantar Worldpanelが現地時間2012年12月21日にまとめた世界のスマートフォン市場に関する調査結果によると、米国では米Appleの「iOS」がシェア50%を突破し、1年前と比べ大幅に拡大した。

 Appleは最新モデル「iPhone 5」の好調な売れ行きが追い風となり、11月25日までの12週間における米国スマートフォン市場でのシェアが53.3%に達した。Appleのシェアは1年前の35.8%から17.5ポイント増えており、Kantar WorldpanelのDominic Sunneboディレクターは、12月もさらに拡大すると見ている。

 一方米Googleの「Android」は、米国における市場シェアが1年前の52.8%から41.9%へと10.9ポイント縮小した。

 しかし欧州市場では依然としてAndroidが強い。欧州5カ国(英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン)におけるシェアは61.0%で、1年前の51.8%から9.2ポイント拡大した。

 欧州市場におけるベンダー首位の座は韓国Samsung Electronics(シェアは44.3%)が維持した。Apple(同25.3%)が2位に付けており、台湾HTC、ソニー、フィンランドNokiaが3位争いを演じている。

[発表資料(プレスリリース)]
[データ表(PDF文書)]