韓国LG Electronicsの米国法人は現地時間2012年12月24日、米Googleのテレビ向けソフトウエアプラットフォーム「Google TV」に対応した大画面テレビの新モデルを2013年に発売すると発表した。

 スタンダードモデルの「GA6400」シリーズ(42・47・50・55・60インチ)と、ベゼル幅が1mm程度の「CINEMA SCREEN」を搭載する「GA7900」シリーズ(47・55インチ)の合計7モデルを2013年1月に開催される「2013 International CES」で披露する予定。

 いずれも「Magic Qwerty Remote」と呼ぶQwertyキーボード兼用のリモコンを刷新しており、内蔵のマイクから自然言語による音声命令が行える。これにより、パソコンのマウスのようにテレビ画面を操作したり、キーボードで検索語を入力したり、音声でコンテンツを検索したりできる。

 またホーム画面には「カード」と呼ぶアプリケーションをフォルダ分けできるインタフェースを採用しており、オンデマンドの映像配信サービスや、YouTube、米OnLiveのオンラインゲームサービスといったアプリケーションを呼び出して利用できる。このほかスマートフォンやタブレット端末に保存している動画コンテンツをWi-Fi経由で転送できる。

 同社はこれまでG2シリーズと呼ぶ第2世代のGoogle TV製品2モデルを発売していたが、今回の新モデルで製品数を大幅に拡大する(関連記事:「Google TV」がアップデート、音声検索の実装や番組ガイドアプリの強化など)。

 SlashGearなどの米メディアによると、GA6400とGA7900はまず米国で2013年上半期に発売し、その後世界各国で発売する予定。

[発表資料1]
[発表資料2]