1stホールディングスと米トレジャーデータは2012年12月20日、ビッグデータ分析分野で提携すると発表した。1stホールディングスのBI(ビジネスインテリジェンス)ツール「Dr.Sum EA」や「MotionBoard」と、トレジャーデータのDWH(データウエアハウス)クラウドである「Treasure Data Cloud Data Warehouse Service」を連携することが主な内容。

 トレジャーデータは日本人の若手エンジニアが2011年に米国カリフォルニア州で起業したベンチャー企業で、オープンソースソフトウエア(OSS)の分散バッチ処理ソフト「Hadoop」をベースにしたDWHクラウドを提供している(関連記事)。トレジャーデータのDWHクラウドは、SQLのクエリーやDB接続用API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)のJDBCやODBCが利用可能であり、DWHクラウドに蓄積したデータを既存のBIツールを使って分析できる。

 1stホールディングスは、トレジャーデータのDWHクラウドの国内販売を手がけるほか、DWHクラウドに蓄積したデータを、1stホールディングス製BIツールで分析するビッグデータ分析システムの導入支援などを提供する。