シャープ製の電子ノート「WG-N10」
[画像のクリックで拡大表示]
設計図を記録する用途も見込む
[画像のクリックで拡大表示]
絵画やイラストも描ける
[画像のクリックで拡大表示]
シャープは2012年12月18日、タッチペンで手書きの文字やイラストなどを1000ページ（最大100冊）分保存できる電子ノート「WG-N10」を2013年1月中にも発売すると発表した。システム手帳などの代わりに使う用途を想定した製品で、紙のように重くかさばらず、記録データのバックアップをパソコンに保存できる点を売り物とする。実勢価格は1万5000円前後になる見通しだ。
6型で解像度が600×800ドットのモノクロ16階調液晶を搭載。同じ画面を表示し続けているときの消費電力が小さい、メモリー液晶を採用した。これにより、1回の充電で約30日間の利用を可能にした。具体的には、ノートの記入が40分、ノートの表示が80分と、1日で合計2時間使う場合に30日持つとしている。
製品には太さ8.5mm、長さ143.5mmの、ペン先が弓なりに反るタッチペンが付属し、画面上でペンとマーカーのいずれかを選んで筆記する。ペンの太さを変えたり、文字の上に引いたマーカーだけを消したりすることもできる。ノートのフォーマットは、（1）横罫（細）、（2）横罫（中）、（3）横罫（太）、（4）横罫縦線入り、（5）縦罫、（6）方眼、（7）無地、（8）TO DO、（9）週間スケジュールの9種類から選べる。
電子ノートの利点として、検索機能を持ち、書きためたノートから必要な記録を探せるようにしたことを打ち出す。自動的に記録された日付から検索したり、あらかじめ設定した10種類の分類項目から検索したりできる。また、電子ノートとパソコンを付属のUSBケーブルでつなぎ、データをパソコンに移してバックアップしたり、必要に応じて電子ノートに戻したりできる。
