各社の概要
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 CCJ(ホームページ)は2012年12月18日、フジクラが所有するケーブルネット鈴鹿(CNS)の株式を取得することで、同日にフジクラと合意したと発表した。

 CCJは、2007年10月に設立されたケーブルテレビ3社(シー・ティー・ワイ、上越ケーブルビジョン、エヌ・シィ・ティ)の共同持株会社である。「全国の地域密着型ケーブルテレビが各々の独自性を維持しながら、プラットフォームの共通化によるスケールメリット追求と、ノウハウの共通化により事業継続力強化を図る」という理念のもと、地域密着型ケーブルテレビのMSO(Multiple System Operator:統括運営会社)として活動している。

 今回CNSの株式取得と、これに伴う同社のCCJグループ参加により、CCJグループ全体で、システム統合効果や資材・設備などの調達におけるさらなるスケールメリットの発揮効果が期待できる。また、CNSとCTYが隣接しており、CNSは経営の独立性を維持しながら、CTYとの共同番組制作や営業・サポート体制の共通化により、より地域に密着した情報受発信活動とユーザーサポートが可能になるという。

 今回、CCJがフジクラから取得するのは、発行済株式の61.53%に相当する1万2933株。取得予定日は12月21日。CNSのグループ参加により、CCJの放送事業加入世帯数は28万1000世帯、インターネット接続事業加入世帯数は8万9000世帯の規模となる。

 CCJは、CNSのグループ加入を機に、他の地域密着型ケーブルテレビにもグループ参加の機会を提供し、ケーブルテレビのプラットフォーム共通化と、合従連衡の輪を全国に広げていく考えという。