米Facebook傘下の米Instagramは現地時間2012年12月17日、同社サービスにおけるプライバシーポリシーおよびサービス利用規約を変更すると発表した。InstagramとFacebookとの情報共有などを盛り込む。

 Instagramは変更の理由について、「最初に定めたときより大幅にInstagramコミュニティーが拡大しているため」と述べている。

 プライバシーポリシーの変更では、InstagramとFacebook間での情報共有を可能にすることで、InstagramがよりスムーズにFacebookの一部として機能するよう目指したと説明。「今後は、より効率的にスパム対策を進め、システムの欠陥や信頼性の問題などをより迅速に特定し、Instagramがどのように使われているかを理解することにより、全ユーザーにとってより良い機能を構築できる」としている。

 改定版プライバシーポリシーの「ユーザー情報の共有」の項目を見ると、「ユーザーコンテンツとユーザー情報(クッキーによる情報やログファイル、デバイスID、位置データなど)を、グループ会社の事業(「アフィリエイト」と呼ぶ)と共有する場合がある。アフィリエイトはこれらの情報を、Instagramおよびアフィリエイト自身のサービスの提供、理解、向上に役立てる」と書かれている。

 利用規約の変更では、ユーザー保護や、スパムおよび不正利用防止の強化を図り、「著作権や他の知的財産の侵害に関する報告」項目などを追加した。

 なお、ユーザーがアップロードした写真の所有権および、写真を閲覧できる範囲に関しては変更は一切無いと、Instagramは述べている。

 同社サイトでは、改定版プライバシーポリシー改定版サービス利用規約の全文を掲載している。いずれも2013年1月16日に発効する。

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