図●ロックしたいアプリはメニュー内から選択できる
図●ロックしたいアプリはメニュー内から選択できる
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 マカフィーは2012年12月14日、モバイル端末向けのセキュリティソフト「McAfee Mobile Security」の機能強化版を発表した。今回の機能強化はAndroid(バージョン2.1以上)版が中心となっている。

 Android向け新バージョンには、アプリのロック機能が搭載されている。FacebookやGmailなどのアプリは、ログイン情報が端末に記憶され、起動ごとにログインする必要がない。アプリのロック機能は、こういったプライバシーのリスクに対応するものだ。

 ユーザーは、McAfee Mobile Securityをインストールする際6桁のPIN(個人識別番号)を入力するが、アプリをロックすると、アプリを立ち上げる際にPIN番号の入力が求められるようになる。ロックしたいアプリは、McAfee Mobile Securityのメニュー内にあるアプリ一覧の中から選択することが可能だ()。

 Android向けでは今回、ユーザーインタフェースのデザインも一新、マカフィーの他の個人ユーザー用製品と共通の操作性を確保した。

 そのほかの機能強化は、Android、BlackBerry、Symbian向けで共通。バッテリー使用効率の改善やファイルサイズの圧縮も実現。マルウエア検出機能は300%向上させ、同社のクラウドベースのセキュリティ技術基盤(Global Threat Intelligence)を利用して300万件以上のアプリをスキャンしている。

 McAfee Mobile Securityの無償トライアル版は、Google Playから入手できる。有償版の価格は2980円。現在、McAfee Mobile Securityを利用しているユーザーは、アプリを新バージョンにアップデートするだけで新機能が利用可能だ。