写真●「ひかりシェアプレイス」、「光だんらんTV」の端末
写真●「ひかりシェアプレイス」、「光だんらんTV」の端末
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 NTT東西地域会社は2012年12月13日、自宅のテレビなどに接続して高画質のテレビ電話を実現するコミュニケーション端末を発売すると発表した。商品名はNTT東日本が「ひかりシェアプレイス」、NTT西日本が「光だんらんTV」。両社とも12月20日に販売を開始する。

 商品名は東西で異なるが、機器は同一機種である(写真)。価格は3万9900円で、NTT西日本は月額630円のレンタルプランも設定する。フレッツ 光サービスのひかり電話に対応した機器であり、HDTV映像(720p、30fps)によるテレビ電話が可能。テレビ電話の定額サービス「テレビ電話チョイス定額」と組み合わせて使えば、月額525円で指定した電話番号(二つまで)との間で1通話30分以内なら何回でもテレビ電話ができる。

 電話番号を指定してファイルの送受信ができる「データコネクト」にも対応している。テレビ電話の通話中に、SD/SDHCメモリーカードを端末に挿入し、写真データを相手先に送るといった使い方が可能だ。

 テレビ電話機能のほかにも、メディアプレーヤー機能とWebブラウザーを搭載する。対応する動画フォーマットはH.263、MPEG-4 SP、xVid、VC1など。音声はWAV、WMA、MP3などを再生できる。Webブラウザーは「YouTubeやニコニコ動画などの再生も可能」(NTT西日本)としている。

 利用環境は、NGNで提供するフレッツ 光サービス(「フレッツ 光ネクスト」と「フレッツ光ライト」)でひかり電話を利用していること。ひかり電話対応ルーターと有線LANまたは無線LAN(IEEE802.11b/g/n)経由で接続して使う。

 NTT東西は同端末を使ったアライアンスサービスを展開する。NTT西日本はワタベウェディング、サンケイリビング新聞社、多言語コールセンターを手がけるブリックスと提携し、結婚式場の遠隔中継や遠隔講義、海外観光客向けのテレビ電話通訳を提供する。NTT東日本もベストブライダルと提携し、遠隔地で結婚式の打ち合わせが可能なコンサルティングサービスを2013年初頭に開始予定である。

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