写真1●iPhone向けGoogleマップ
写真1●iPhone向けGoogleマップ
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写真2●3D表示
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写真3●店舗を検索すると表示される「情報シート」
写真3●店舗を検索すると表示される「情報シート」
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 グーグルは2012年12月13日、iPhone向けのGoogleマップを発表した(写真1)。すでにApp Storeでの配布を開始している(iTunesのアプリ情報ページ)。

 牧田信弘プロダクトマネージャーは「iPhone向けのGoogleマップでは、新しいユーザーインタフェースを作った。地図にはベクター方式を採用して、ズームインやズームアウト、回転がスムーズになった」と語る。地名や建物名、駅名といったラベルも回転しても水平、垂直を保つ。3D表示にも対応した。2本指で地図を下向きに引っ張ると、3D表示が切り替わる(写真2)。

 目玉は検索機能の強化。検索窓にサジェスト機能を追加、検索履歴や保存した場所が表示される。情報はパソコン向けのGoogleマップとも連動する。

 さらに、店舗を検索すると、下部に店名や現在位置からの移動時間を表示する「情報シート」がポップアップする(写真3)。情報シートをタップすると営業時間や住所といった店舗の詳細を表示する。店舗への電話発信、情報の保存、共有といったボタンも用意した。さらに口コミ情報も掲載。移動時間を示す車のアイコンをタップすると、店舗への経路地図を表示する。車での移動だけでなく、バスを含む公共交通機関や徒歩での経路も検索可能だ。

 このほか、ユーザーからのフィードバック機能を強化した。Googleマップ起動中にiPhoneを振れば「フィードバックの送信」ボタンが表示される。ここから、Googleマップに掲載されている店舗が閉店しているなどの情報を送信できる。「我々はユーザーからのフィードバックを重視している。問題あればiPhoneを降っていただければ、Googleマップの向上にユーザーとして参加できる」(牧田プロダクトマネージャー)。