写真●どの地域で検索数が急上昇したかを視覚的に把握できるインタラクティブなマップ機能も用意
写真●どの地域で検索数が急上昇したかを視覚的に把握できるインタラクティブなマップ機能も用意
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 米Googleは現地時間2012年12月12日、同社検索エンジンにおける今年の急上昇検索キーワードをまとめた「2012 Zeitgeist」(Zeitgeistはドイツ語で「時代精神」を意味する言葉)を発表した。世界の総合首位は、2月に急死した米国女性シンガー「Whitney Houston」(ホイットニー・ヒューストン)だった。

 2位は韓国人ラッパーPSY(サイ)の馬ダンスで話題になった「Gangnam Style」(カンナムスタイル)、3位は米国東部に甚大な被害をもたらした「Hurricane Sandy」(ハリケーン・サンディー)、4位に米Appleのタブレット端末「iPad 3」が入った。

 家電部門では、Apple製品がトップ10のうち3つを占めた。1位は「iPad 3」、2位は韓国Samsung Electronicsの「Samsung Galaxy S3」、3位がAppleの「iPad mini」となり、4位以下は米Googleの「Nexus 7」、Samsungの「Galaxy Note 2」、ソニーの「Play Station」、Appleの「iPad 4」、米Microsoftの「Microsoft Surface」、米Amazon.comの「Kindle Fire」、フィンランドNokiaの「Nokia Lumia 920」と続いた。

 米国のランキングを見ると、総合トップ3は「Whitney Houston」「Hurricane Sandy」「Election 2012」(米大統領選挙)だった。ガジェット部門は「iPad 3」「iPad mini」「Samsung Galaxy S3」、電話部門は「iPhone 5」「iPhone 4S」「Samsung Galaxy S3」と、いずれもAppleとSamsungがトップ3を占めた。

 日本のランキングは、総合トップ3が「金環日食」「オリンピック」「台風」となり、ガジェット部門は1位から順に「iPad mini」「ニンテンドー3DS LL」「Nexus 7」となった。

 今年のGoogle Zeitgeistでは、どの地域で検索数が急上昇したかを視覚的に把握できるインタラクティブなマップ機能も追加した(写真、ただし13日午前11時現在、日本からはまだ利用できない)。また、Android向けアプリケーションを同日「Google Play」で公開し、iOS向けも近いうちにリリースする。

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