パロアルトネットワークスは2012年12月12日、名古屋国際学園がBYOD(私物デバイス活用)に対応する学内ネットワークの構築に、同社のファイウオール装置「PA-2020」を導入したと発表した。

 名古屋国際学園は、日本に駐在する外国人の子息や帰国子女が就学するインターナショナルスクール。同校では、Mac、Windowsそれぞれ約90台、iPad30台を共用し、Google Appsを利用するほか、さまざまなクラウドサービスを授業で活用している。近年、個人所有のデバイスを持ち込むケースが増え、BYODへの対応が求められていたという。

 同校はMac、Windows、およびiOSの混在環境でユーザーベースのアプリケーションを制御するため、OpenDirectoryとActiveDirectoryの連携・統合認証基盤を構築、パロアルトネットワークスのPAシリーズのエージェントによるユーザー識別を行っている。また、ユーザーログイン機能を持たないiPadを生徒間で共用するため、ログアウトのためのプログラムを実装し、ユーザーが交替した際に、前のユーザー情報を引き継がない仕組みを構築した。