富士通と三井物産は2012年12月12日、共同出資会社「フューチャーシティソリューションズ」を設立した。新会社の資本金は5000万円で、出資比率は富士通が51%、三井物産が49%。社長は三井物産出身の村田良一氏が務める。

 手始めとして、富士通が開発したクラウド型の「HEMS(ホームエネルギー管理システム)」を全国の住宅に提供する。新築住宅市場の約8割を占める中小のホームビルダーにHEMSを売り込む際に、三井物産が構築してきた営業チャネルが活用できるとしている。

 将来的には、HEMSを通じて取得したデータを基に医療や福祉などの住民サービスを創出し、地域のエネルギー管理サービスなども手掛ける計画だ。