NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は2012年12月12日、スマートフォンやタブレット端末に対応したクラウド型仮想デスクトップサービス「Bizデスクトップ Pro Enterprise」の提供を開始した。会社のWindowsデスクトップ環境を、個人所有のスマートデバイスからでも利用できる。

 Bizデスクトップ Pro Enterpriseは、同社のクラウド基盤「BizCITY」上にホスティングしたWindows 7/XPのデスクトップ環境を、PC(Windows 7/XP/Vista、MAC OS X 10.4/10.5/10.6)やスマートデバイス(iOS、Android)、シンクライアント専用端末(Wyse Thin OS)から操作できるサービスだ。操作端末にデータを残さない仕様のため、BYOD(私物デバイス活用)でも安全に利用できるとする。

 月額料金は、ユーザー1人あたり1260円、基本管理サーバー利用料が1台あたり162万7500円(仮想PC900台まで)、仮想PCサーバー利用料が1台あたり13万6000円(OS領域HDD利用料を含む)、ストレージ利用料が100Gバイトあたり1万500円。料金には、BizCITYへの接続回線として、同社の企業向けネットワークサービス「Arcstar Universal One」の利用料金が含まれる。初期費用として、基本管理サーバー工事費21万円(仮想PC900台まで)、仮想PCサーバー工事費10万5000円などが必要。