写真●米Microsoftのタブレット端末「Surface with Windows RT」
写真●米Microsoftのタブレット端末「Surface with Windows RT」
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 米Microsoftは現地時間2012年12月11日、タブレット端末「Surface with Windows RT(Surface RT、写真)」の生産と販売を拡大すると発表した。現在は同社の直営店とオンラインストアだけで販売しているが、今後は販路を広げ、大手量販店など小売業者も取り扱うようになる。Microsoftは小売業者の名前について言及していないが、事務用品販売大手の米Staplesが同日、自社の店舗とWebサイトで12月12日から販売を始めると発表した。

 Surface RTは現在、米国とカナダにあるMicrosoft直営店と、両国およびオーストラリア、中国、フランス、ドイツ、英国のオンラインストアで販売している(関連記事)。今後はこれに加え、まず12月中旬から米国とオーストラリアの小売業者が販売を開始し、その後数カ月かけて他の国にも広げていく。

 またMicrosoftは、ホリデーシーズンに向けてオープンした短期営業店のすべてを年明けも継続して営業すると発表した。そのうちの一部を正式な直営店にするという計画も立てている。

 米New York Timesによると、Microsoftの直営店は現在64店舗あり、そのうちホリデーシーズン向けの短期営業店は34店。だが同紙によると、これだけでは米Appleの「iPad」に対抗するためには不十分で、MicrosoftはSurfaceの販路を拡大する必要があると指摘されていた。

[Microsoftの発表資料]
[Staplesの発表資料]