写真●タグキャスト送信機のイメージ
写真●タグキャスト送信機のイメージ
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 スマートフォン向けアプリ開発などを手がけるボクシーズは2012年12月11日、Bluetoothとスマートフォンアプリを組み合わせた位置情報サービス「タグキャスト」を開発したと発表した。

 ボクシーズが開発した小型のタグキャスト送信機を使い、スマートフォンにBluetooth経由で固有のIDを送るシステムである(写真)。GPSを受信できない屋内でも送信機を設置した地点の情報と連携したコンテンツを提供できるのが特徴。送信機からIDを受け取ると、アプリがIDとひもづいた位置情報やコンテンツをWeb経由で取得する仕組みになっている。ボクシーズでは、大型商業施設などで送信機に近づいたスマートフォンに電子クーポンや音声案内を配信するといった使い方を想定している。

 タグキャスト送信機は、低消費電力のBLE(Bluetooth Low Energy)に対応しており、乾電池で約1年間稼働できるという。スマートフォン側でペアリングなどの操作をせずに、アプリをインストールしていれば自動的に情報を取得できる。対応するスマートフォンはBLE端末との通信が可能な端末で、iPhone4S、同5、iPad miniのほか一部のAndroid端末。

 ボクシーズはこのシステムをサービスとして提供する。タグキャスト送信機が1台につき月額500円、対応アプリは受注先の要望に応じてカスタマイズして提供する。

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