アクセンチュアとアバナード、日本マイクロソフトは2012年12月11日、Windows 8を搭載したタブレットの企業での業務利用の推進に向けて協業を強化すると発表した(写真)。2013年1月以降、セミナー開催などのプロモーションを共同で展開する。既に自動車の販売店などに向けて、3社共同で提案を始めているという。
3社によれば、現在の企業におけるタブレット活用は、従業員によるWebやメールの閲覧、営業担当者が顧客向けに使う電子カタログ、プレゼンテーションなどにとどまっているという。「セキュリティの問題などから、現状のタブレットは基幹系など企業内のシステムと連携させることができず、隔離されてしまっている。Windows 8のタブレットであればPCと同等のセキュリティを確保でき、既存資産を生かすことができる」(日本マイクロソフト 業務執行役員クラウド&ソリューションビジネス統括本部長の藤本寛氏)。
アクセンチュアがモバイル活用のためのコンサルティング、アバナードがモバイルに特化したユーザーエクスペリエンス(UX)など技術的なソリューションを提供する。3社の協業により、将来動向の予測分析やシミュレーションが可能となるようなシステム、さらには音声や映像といった非構造データを関係者間でリアルタイムに共有できるシステムなどの提案を目指すという。