写真1●東京タワー 2012年12月現在、関東広域圏向け地デジ放送の送信所となっている
写真1●東京タワー 2012年12月現在、関東広域圏向け地デジ放送の送信所となっている
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写真2●東京スカイツリー 2013年春に地デジ放送の送信所を移転する予定となっている
写真2●東京スカイツリー 2013年春に地デジ放送の送信所を移転する予定となっている
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 日本放送協会(NHK)、日本テレビ放送網、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京・フジテレビジョンの在京テレビ6社は2012年12月7日、地上テレビジョン(地デジ)放送の試験放送番組を用いた「東京スカイツリー受信確認テスト」を、12月下旬から2013年2月下旬にかけて実施すると正式に発表した。

 東京を中心とする「関東広域圏」向けの地デジ放送の送信所は、2013年春に現在の東京タワー(写真1)から東京スカイツリー(写真2)に移転する予定となっているが、その前にエリア内の各家庭で放送を良好に受信できるかどうかを確認し、必要な受信対策を実施することをテストの目的としている。「ほとんどの世帯では送信所を移転しても従来通り良好に受信できるが、ごく一部の世帯では事前に受信対策が必要な場合もあると想定している」(在京テレビ6社)という(関連記事)。

 テストは具体的に、(1)6社の地デジ放送7波による放送を東京タワーから東京スカイツリーに切り替える、(2)約30秒間の受信テストを実施し、ユーザーに7波の受信状況を実際に確認してもらう(3)東京スカイツリーから東京タワーへと電波を切り替える---という手順で実施する。EPG(電子番組ガイド)を使った番組予約による視聴も可能である。

 テスト実施日(放送日)はいずれも「土曜日」で、2012年が「12月22日」、2013年が「1月5日」「1月12日」「1月19日」「1月26日」「2月2日」「2月9日」「2月16日」「2月23日」で、合計9日間。放送時間は、早朝の「午前4時58分~午前5時」(すべての実施日で放送)と夕方の「午後5時29分~午後5時30分」(2月2日以降の4回のみ放送)となっている。