写真●「KDDI ビジネスセキュアWi-Fi」の提供形態
写真●「KDDI ビジネスセキュアWi-Fi」の提供形態
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 KDDIは2012年12月7日、無線LANアクセスポイント(AP)の設置、保守運用から、無線LANコントローラ、認証サーバーまでを月額料金でレンタル提供する法人向け無線LANソリューション「KDDI ビジネスセキュアWi-Fi」を2013年1月28日から開始すると発表した。

 料金は、端末をユーザー認証する場合、1ユーザー当たり月額315円、証明書認証する場合、1デバイス当たり月額525円。APのレンタル料金は、設置・初期設定料金として1AP当たり5万2500円、レンタル費用が1AP当たり月額3675円となる。2012年12月17日から申し込みを受け付け開始する。

 KDDIが三井情報などと共に個別ソリューションとして提供してきた「Wi-Fiクラウドサービス」を今回、一般メニュー化した。これまで個別ソリューションとしてきたサービスは、三井物産が国内12拠点への無線LAN環境構築のために採用している。

 今回KDDIがメニュー化したKDDI ビジネスセキュアWi-Fiは、三井物産が導入した“クラウド型”無線LAN環境とほぼ同じ。APの設置から保守運用までをKDDIが一括して請け負い、ユーザー企業には月額課金の形で提供する。無線LANコントローラーや認証サーバーも、KDDIのクラウド経由で用意する(写真)。こちらはWPA2エンタープライズのセキュアな認証方式に対応している。なお利用に当たっては同社のWANサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch」が必須になるという。

 APや無線LANコントローラーは、米アルバネットワークスの製品を採用した。IEEE 802.11a/b/g/nの規格に対応し、2.4GHz帯のほか5GHz帯の通信も利用できる。ちなみに個別ソリューションとして三井物産が導入したケースでは、APや無線LANコントローラーは、米ラッカスワイヤレスの製品を採用していた。

[ニュースリリース]