米comScoreが現地時間2012年12月5日に発表した米国オンライン小売り市場に関する調査結果によると、11月1日のホリデーシーズン開始時点から12月2日までのオンライン支出額(旅行関連を除く)は213億5000万ドルで、前年の同期間と比べ14%増加した。感謝祭(今年は11月22日)後の連休明けにあたるサイバーマンデー(今年は11月26日)は前年のサイバーマンデーと比べ17%増の14億6500万ドルに達し、1日当たりの支出額として過去最高を記録した。

 サイバーマンデーに始まる週は数日好調だったが、後半は明らかな減速が見られた。comScore会長のGian Fulgoni氏はこれについて「小売業者が積極的にプロモーションを展開した感謝祭とその翌日に当たるブラックフライデー(今年は11月23日)にホリデーシーズン支出がある程度集中した。加えて、よくあるサイバーマンデー後の静けさも要因の1つとなった」と分析している。

 しかし、ホリデーシーズンが残り少なくなるにつれ、人々はプレゼント購入を急がなければならないため、今後2~3週間のうちに再び成長率が急上昇すると、Fulgoni氏は予測している。

 今年の感謝祭のオンライン支出は6億3300万ドルで、前年と比べ32%増加した。ブラックフライデーは同28%増加し、初めての10億ドル突破となる10億4200万ドルに達した(関連記事:ブラックフライデーの米国オンライン支出が初めて10億ドルを突破)。感謝祭後の週末(11月24日~25日)は11億8700万ドルで前年同期間と比べ15%増、サイバーマンデーの週(12月26日~30日)は45億6200万ドルで同11%増となった。

[発表資料へ]