23型でWindows 8対応タッチ液晶パネルを備える「23ET83V-W」
23型でWindows 8対応タッチ液晶パネルを備える「23ET83V-W」
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液晶の画質を調整する装置「キャリブレーター」が付属する27型液晶ディスプレイ「27EA83-D」
液晶の画質を調整する装置「キャリブレーター」が付属する27型液晶ディスプレイ「27EA83-D」
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29型でシネスコープサイズの液晶パネルを備える「29EA93-P」で画面分割機能「4-Screen Split」を使っている様子
29型でシネスコープサイズの液晶パネルを備える「29EA93-P」で画面分割機能「4-Screen Split」を使っている様子
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「29EA93-P」にMHLケーブル経由でスマートフォンの画面を表示している様子
「29EA93-P」にMHLケーブル経由でスマートフォンの画面を表示している様子
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 LGエレクトロニクス・ジャパンは2012年12月5日、液晶ディスプレイの新製品を発表した。23型でWindows 8対応タッチ液晶パネルを備える「23ET83V-W」、27型で解像度2560×1440ドットのWQHDに対応する「27EA83-D」、29型で解像度が2560×1080ドット、横と縦の比率がシネマスコープサイズの21:9となる液晶パネルを備える「29EA93-P」の3製品である。

 23ET83V-Wは、23型でIPS方式のタッチパネル液晶を備えるディスプレイ。解像度は1920×1080ドットのフルHDである(写真1)。最大10点までのマルチタッチに対応する。10本の指を使ってピアノ演奏ソフトなどを操作することが可能だ。

 Windows 8認証を取得済みであるため、ドライバーソフトを別途インストールすることなく、パソコンと接続すればすぐにタッチ操作が可能になる。その際は、アナログRGBまたはHDMIによる映像出力のためのケーブル接続に加えて、USBケーブルでもパソコン本体と接続する必要がある。

 27EA83-Dは、カメラマンなどのプロフェッショナルが使うことを想定した27型IPS液晶パネル搭載のディスプレイ。解像度は2560×1440ドットで、約10.7億色を表示できる。液晶の画質を調整する装置「キャリブレーター」と、それを動かすソフトウエアが付属するのが特徴である(写真2)。

 2台のPCの画面を同時に表示する「Dual Link-up」と呼ぶ機能を備える。画面を2分割して表示するため、ディスプレイの設定を変更して画面を切り替える操作は不要である。

 29EA93-Pは、21:9のシネマスコープサイズに対応する、29型でIPS方式を採用した液晶ディスプレイ。解像度は2560×1080ドットになる。16:9のディスプレイでは上下に黒帯が表示される映像コンテンツを、画面いっぱいに表示できる。

 「4-Screen Split」と呼ぶ表示エリア分割機能を搭載。Windowsに専用ソフトをインストールすると、クリック操作だけで複数のウインドウを自動的にレイアウトできる(写真3)。2台のPCの画面を同時に表示するDual Link-up機能も搭載する。

 また、スマートフォンの画面を表示することも可能だ。「MHL(Mobile High-Definition Link)」に対応しており、付属するMHLケーブルを使ってスマートフォンと接続すると、その画面を表示する(写真4)。ただしスマートフォン側も、MHLに対応した機種である必要がある。

 価格はオープン。実勢価格は23ET83V-Wと29EA93-Pが約5万円、27EA83-Dが約7万円になる見込み。発売日は、29EA93-Pと27EA83-Dが12月中旬、23ET83V-Wは12月下旬の予定である。