写真●メッセージングアプリ「Facebook Messenger」の画面
写真●メッセージングアプリ「Facebook Messenger」の画面
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 米Facebookは現地時間2012年12月4日、同社のモバイル向けメッセージングアプリケーション「Facebook Messenger」をFacebookアカウント無しで新規登録できるようにしたと発表した。Android搭載端末のユーザーは、「Messenger for Android」アプリケーションを使って、氏名と電話番号だけでサインアップできる。(写真

 Android端末にMessenger for Androidをインストールし、端末上の連絡先情報と連携させることで、Facebookを使っていないユーザーも手軽に友達とのメッセージ交換やグループでの会話、写真の共有などが行える。

 Facebook Messengerは従来、Facebookユーザー同士がメッセージをやりとりするための独立したアプリケーションとして、Androidのほか、米Appleの「iOS」とカナダResearch In Motion(RIM)の「Blackberry」向けに提供されていた。今回Android端末を対象に、非FacebookユーザーにもFacebook Messengerを開放する。ショートメッセージングサービス(SMS)に代わるコミュニケーションツールとしての利用拡大を目指す。

 FacebookはMessenger for Androidのアップデートを同日リリースしているが、氏名と電話番号によるアカウント登録機能は、当初はインド、オーストラリア、インドネシア、ベネズエラ、南アフリカで提供する。近いうちに他の国にも拡大するとしている(米Forbesの報道)。また米CNET News.comによると、iOS向けアプリケーションにも同機能を追加する作業を進めているという。

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