写真1●仕事の情報を同僚と共有できる「ビジネスノートブック」
写真1●仕事の情報を同僚と共有できる「ビジネスノートブック」
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●ビジネスノートブックなどから関連情報を表示する「関連ノート」機能
写真2●ビジネスノートブックなどから関連情報を表示する「関連ノート」機能
[画像のクリックで拡大表示]

 米Evernoteは2012年12月4日、企業およびグループ向けサービス「Evernote Business」を日本や米国など7カ国で開始した。「ビジネスノートブック」で仕事の情報を同僚と共有したり(写真1)、「関連ノート」機能によりビジネスノートブックなどから関連情報を表示したりすることができる(写真2)。「従業員の情報収集を容易にすることに加え、同僚の情報や知恵の発見・発掘を手助けする」(Evernote CEO フィル・リービン氏)としている。

 Evernoteはドキュメントや画像、音声、Webページなど様々な情報をクラウド上に記録するサービス。画像から文字を認識してテキスト化する機能なども備える。

 Evernote Businessでは、従来の個人向けサービスの機能に加え「ビジネスノートブック」や「ビジネスライブラリ」を提供する。ビジネスノートブックは、個人ノートブックと別に管理され、仕事に関する書類やデータを保存、従業員で共有できる。従業員が異動したり退職したりした場合でも、ビジネスノートとして作成されたものは組織側に残り、継続して社内で利用可能。ビジネスライブラリは企業のビジネスノートブックを一元管理する場所。管理者向けに、ユーザーを登録・削除したり権限を管理したりできる「管理コンソール」も提供する。

 また、関連ノート機能により、ノートを閲覧・検索・作成している際、個人アカウントおよび参加しているビジネスノートブックの中から、関連したノートが表示される。これにより「膨大な社内情報に埋もれていた、意味がある関連コンテンツが自動表示される」(Evernote)。

 利用できるデータ容量は以下のとおり。個人ノートブックとして、個人向け有料会員「Evernoteプレミアム」の2倍となる、毎月2GBまで新コンテンツを作成できる。また企業用として、従業員ユーザー1人につき毎月2GB分のアップロード容量がビジネスノートブックに追加される。利用料金は、ユーザー1人につき月額900円。