サイボウズは2012年12月4日、同社が提供中のクラウド型グループウエアサービス「サイボウズLive」の無料利用枠を拡大したことを発表した。従来の「メンバー数最大20人」(ディスク容量は500Mバイト)から、一気に10倍となる「最大200人」(ディスク容量は1Gバイト)へと変更した(関連記事:「ビジネスSNSとして使ってほしい」---無償グループウエア「サイボウズLive」が本格スタート)。

 利用枠の拡大を決めた理由としてサイボウズでは、「NPO(非営利団体)や教育機関など非営利団体での活用を検討しているユーザーから、『無料で利用できるユーザー数やディスク容量を拡大してほしい』という要望が多数寄せられていたため」と説明している。

 サイボウズLiveは、グループに登録されたメンバー間のみで情報共有を図れる無料のグループウエアサービス。ファイル共有や電子掲示板、タスク管理、カレンダー、アンケートなどの機能を備えており、営利・非営利を問わず利用できる。SNSなどでは実現しにくい効率的な情報共有を可能にするサービスとして、「企業間プロジェクトやワーキンググループなど従来グループウエアを利用する習慣がなかった組織や団体で導入が進んでいる」(同社)という。