アマゾン ジャパンは2012年12月3日、電子書籍リーダー「Kindle(キンドル)」シリーズ(関連記事)の実店舗での販路を拡大すると発表した。新たに家電量販大手エディオンの一部店舗で取り扱うことになった。

 電子ペーパー(Eインク)ディスプレーモデルの「Kindle Paperwhite」と「Kindle Paperwhite 3G」はエディオン直営家電店舗15店舗で、カラーディスプレイモデルの「Kindle Fire」と「Kindle Fire HD」はエディオン直営家電店舗352店舗で販売する。実店舗での発売日はいずれも12月20日。今後、エディオンでの取り扱い店舗を増やすとともに、それ以外の販路も拡大していくとしている。

 アマゾンはネットストア(Amazon.co.jp)で家電製品を販売しており、家電量販店とは競合関係にある。このため、家電量販大手のKindle取り扱いに関する姿勢は分かれている。これまでにKindle販売を決めている家電量販店は、エディオンとケーズホールディングス、上新電機、ビックカメラ(電子ペーパーモデルのみ)に限られる。

 家電量販店以外では、キタムラ、TSUTAYA、有隣堂がKindleの販売を予定している。