米comScoreは現地時間2012年11月30日、米国携帯電話市場に関する調査結果を発表した。同年10月(8~10月の3カ月平均、以下同)における端末メーカー別加入者数(13歳以上)シェアは、韓国Samsung Electronicsが首位を維持した。また米Appleが韓国LG Electronicsを抜き、初めて2位に浮上した。

 各社の市場シェアは、Samsungが26.3%、Appleが17.8%、LGが17.6%。この後、米Motorola Mobility(11.0%)、台湾HTC(6.0%)が続いた。このうちSamsungのシェアが3カ月前から0.7ポイント増、Appleは同1.5ポイント増加した。一方上位2社以外は軒並みシェアが減少。LGは同0.8ポイント、Motorolaは同0.2ポイント、HTCは同0.4ポイント、それぞれ減少した。

 10月における13歳以上の米国スマートフォン所有者数は、携帯電話加入者全体(13歳以上)の51.9%に相当する1億2130万人に達し、3カ月前に比べ6%増加した。10月におけるスマートフォンのOS別シェアは、米GoogleのAndroidが53.6%でトップとなり、Appleの「iOS」が34.3%でこれに次いだ。カナダResearch In Motion(RIM)の「BlackBerry OS」は7.8%、米Microsoftの「Windows Phone」は3.2%、フィンランドNokiaの「Symbian」は0.6%だった。

 3カ月前と比べAndroidは1.4ポイント増加し、iOSは同0.9ポイント増加した。BlackBerry OSは同1.7ポイント減少、Windows Phoneは同0.4ポイント減、Symbianは同0.2ポイント減となった。

[comScoreの発表資料へ]