図●LINEの全世界登録ユーザー数の推移
図●LINEの全世界登録ユーザー数の推移
[画像のクリックで拡大表示]

 NHN Japanは2012年11月30日、同社が主にスマートフォン向けに提供している無料通話・コミュニケーションアプリである「LINE」(ライン)の全世界登録ユーザー数が、8000万人を突破したと発表した()。国内のユーザー数が3600万人を超えたことも同時に発表している。

 LINEのユーザー数増加ペースは、5000万人を突破した7月末ころは「1週間当たり100万人」前後だったが(関連記事1)、7000万人を突破した10月末ころには「3週間で約500万人」(1週間当たり約170万人)となり(関連記事2)、さらに現在は「1週間に約200万人」(NHN Japan)のペースとなっている。

 コミュニケーション系サービスは一般的に、ユーザー数が一定数を超えると加速度的にユーザー数が増えると考えられている。口コミによる認知度向上や、リアルな人間関係においてコミュニケーションを取れる知り合いが増えるメリット、「自分だけ使わない(使えない)のは不便」といった心理が強く働くためだ。LINEの場合も、このユーザー増加モデルに符合した加速ぶりといえるだろう(ただし当然いずれは頭打ちになるだろう)。

 NHN Japanでは今回、海外におけるユーザー数増加に関して目立ったトピックとして、台湾におけるユーザー数について紹介している。それによると、台湾のユーザー数は11月26日に1000万人を突破したといい、「台湾の人口2300万人のうち、約半数がLINEを利用している状況」(同社)だとしている。