KDDI(au)とソフトバンクモバイルは2012年11月29日、米アップルの「iPad mini」と第4世代「iPad」について、LTEに対応した「Wi-Fi+Cellularモデル」の価格と通信料金を発表した。

 端末価格は両社とも16Gバイトモデルで実質負担額0円から。だが、32Gバイトと64Gバイトモデルの実質負担額はソフトバンクモバイルの方が若干安い。

 通信料金も基本的に同じだが、キャンペーン料金に一部違いがある。ソフトバンクモバイルは今回のiPad向けに「スマホBB割」の対象を「Yahoo! BB」(ADSLと光の両方が対象)に広げるなど攻勢に出た。

サプライズはなかったKDDI

 KDDIが発表した「LTE フラット for Tab/Tab(i)」(iPad miniを含むタブレット全般が対象)の基本使用料は「誰でも割シングル」の適用時で月5985円(非適用時は月7035円)、インターネット利用料が月315円、テザリングオプションが月525円。

 同社指定の固定回線とのセット契約で基本使用料を最大2年間、月1480円差し引く「auスマートバリュー」も適用できる。auスマートフォンとセット利用で基本使用料を月980円差し引く「スマホセット割」も提供するが、auスマートバリューとの併用は不可。

 パケット通信量は月7Gバイトまで。同容量を超えた場合は当月末までの通信速度が最大128kビット/秒に制限される。パケット通信量の上限は、2Gバイト当たり2625円の「エクストラオプション」を申し込むことで拡張できる。

 2012年12月31日までに「4G LTE」対応タブレットを購入した顧客を対象に基本使用料を最大2年間、月525円差し引くキャンペーンも実施する。同じく12月31日までにテザリングオプションを契約した場合は利用料を最大2年間、無料とする。

 このほか、auスマートフォン利用者で12月31日までに「4G LTE」対応タブレットを購入した顧客には、データ通信量に応じて基本使用料を月0~4980円(3年目以降は月525~5505円)に抑えられる「LTEダブル定額 for Tab/Tab(i)」も用意した。